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桃源郷

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彼女と話している時、考えさせられる出来事がたびたびあった。

彼女はTVを通して入ってくる情報から、今、「世界は発展していて、とても奇麗。

それに比べ、私たちの村は遅れている。」このことを知っていた。

だが、そういう彼女の普段着は私達と何ら変わりはないのだ。ただ、観光客の前では民族衣装を着ているが・・・  いまでは、民族本来の伝統的な衣装を着ているのは年寄りだけになってしまっている。こんな奥地でもいずれはこうした文明の波が押し寄せてくるのだろうか? けれどこんな美しい場所で暮らす彼らの純粋さや、根本の部分は今後も変わらないと思いたい。彼らチベット族の信仰と、大自然への畏怖の念がそう簡単に彼らを変えることはないだろうから。

 

何もかもが大自然と共にある暮らし、この村の数日間の暮らしは大都会・東京で暮らす

私を自然回帰の気持ちにさせてくれた。

 

シャングリラにこんな唄がある。

那里四季常青

那里鳥語花香

那里没有痛苦

那里没有優傷
和訳:一年中緑に囲まれ、鳥がさえずり、花が香る。

そこには苦しみも、憂いもない。

 

美しい大自然、唄いたいときに唄い、飲みたいときに飲む男ども、あるがままに生きる。

それら全てが、ここ桃源郷(シャングリラ・香格里拉)にはある。私も歌い、踊り、白酒をたくさん飲んできた。
Happiness  will come when the sweet-scented osmanthus  blooming

シャングリラはこれから雪が解ける。

そして春が訪れ、花のじゅうたんが草原を埋め尽くす。

一年中でもっとも美しい六月が間もなくやってくる。

 

私は今年の六月頃にはアメリカ・ヨーロッパに行くため再訪できないが・・・・

是非とも、来年六月には彼女との「約束」、それは「日本語の教材」を手渡しに行きたい。

自然回帰の旅がこの地にはあった。 今回,私が行ってきた云南省、少数民族の白族

女の子の初恋が映画化されます。間もなく、国内でも公開されます。その大自然の風景を

ご覧下さい。是非とも、皆さんもこの映画を見てください。


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